このような状況なので、新規にご依頼いただくお仕事に関しては上記の通り、比較的お急ぎのものはまず納期の確認からお話をすすめているのですが、こういう場合、本来であれば売上の向上のためにリソースの確保を最優先させるべきでしょうね。
2019年4月現在の体制としては、デザイナー4名、エンジニア2名(浅川をカウントすれば3名)、非常に限定的なお付き合いではありますが信頼できる外注エンジニア1名、という状況です。
当社の場合は即時に人員補強をしたとしてもすぐに開発力が向上するわけでもありませんし、当社にとって補強はどのタイミングでも未来投資となることから「いまの仕事をさばくために人を増やす、外部リソースで補強する」ということをしていません。
現状の採用活動に関しては「縁があったら」という程度で決して積極的に活動をしていない、という周囲から見ればIT業界人材不足問題に対して危機感がないと思われても仕方のない状況です。
「非効率だね」「外注すればいいのに」「もったいない」と言われることがあります。というかとてもよく言われまして・・苦笑。そのなかで、外部やフリーランスの方への協力、オフショアや人材派遣を強く勧められることもありました。なにもしていないわけでもないのですが結果的に、人員増強のために求人活動などにコストをあまりかけない代わりに、社内環境や現社員の待遇向上、なにより製作物に対しては、社内のリソースにコストを注いでいるという状況です。
その成果もあり、社内の開発スピードや生産能力については社員ひとりひとりの自走能力の向上もあり、きちんと売上にもつながっています。そして、これまでほとんどの開発〜保守での大きなトラブルもなく、顧客にクオリティや納期に満足いただける結果をだせていると思います。その過程で、多種多様なWebサイト、システムを作らせていただき、新しい仕組みや、それに必要な技術に挑戦していけることで、社としての経験値を積ませていただけている、という状況です。
ただ技術投資という点では、二の足を踏んでいるつもりではないのですが、それ専任に人員配置できておらず、社内のプロジェクトを中心に積極的に活動していかないといけないと強く感じております。