月虹製作はデザイナー1名、プログラマー1名を積極的に採用することにしました。情報誌では当社の仕事の内容や、業務の流れ、実際の待遇について伝えきれない点が多く、応募される方が「どんな会社なんだろう?」「待遇はどんなだろう」「ブラッ○企業では・・」などと不安に思うこともあるのではと感じました。そこでまず、Webデザイナーは藤原から、Webプログラマーは伊藤からブログで1日の業務の流れを紹介しました。
わたしからは求職者の方がおそらく一番気にしているのではないかと考える、月虹製作の「業務の実態」と「雇用契約の内容詳細」「社員に求めていること」などについてなるべくクリアに説明して求職者の方の不安を少しでも取り除けたらと思います。
まずはじめにお話しておきたいのが、残業はあるということです。弊社はひと月45時間まで、許可を得ずとも残業ができるようにしています。弊社社員の残業の実態ですが、1日あたり約1時間~1時間半の残業をしており、この45時間を超えることはほとんどありません。ただし、現在弊社は「残業しないように働くこと」を目標としており、だんだんとこの残業時間が減少しています。 ※下記の社員平均残業時間を参照 当然、人によっては稼働時間が多かったり少なかったりするのですが、忙しい週があったら次の週は早めに帰宅するなど必ず月間45時間を超えないように調整しながら働いてもらっています。
ページ1枚をアップするのにも、そのページの内容によって2時間で済むこともあれば、1日かかったりもします。また、その人の能力によっても大きく異なります。以下に記載する「雇用契約の内容」にも関連することですが、この月45時間というのはいわゆる36協定という労働基準法36条に定められた法律に従ったもので、弊社は基本給に対してこの残業時間分の残業手当をお支払いし、繁忙期などでどうしても45時間を超えてしまう場合は、その残業を行うまえに上長に許可をとってもらいます。2016年4月に残業時間に対する取り組みでいろいろ変わりました。⇒記事へ
ただし、Webサイトを製作し保守している弊社では、Webサイトのリリースやメンテナンス業務を、お客様からの指定によって深夜帯に行うこともあります。この場合は次の日に睡眠不足になったりすることもあるので、半休をとるなど、体調や体力に負荷がかからないように調整をしてもらいます。プログラマーに関しては、Webサイトやサーバーの緊急保守(サーバダウンやシステム不具合)も発生する時もあるので、月の労働時間を充分に鑑みて業務を行ってもらいます。
WebデザイナーとWebプログラマー、という職種について弊社では業務範囲を厳密に定めていません。特にお客様とのやりとりについては、デザイナー、プログラマーには現在の社員は積極的にやっています。そういう背景から、弊社の社員は全員がいわゆるディレクターであると言えます。求職者の方には、その方の適正に応じてそういったこともやっていけるのか、あるいは今後ディレクターとしても活躍されたいのか、などをヒアリングしてその人の仕事の内容を定めていきたいと考えています。
業務未経験者の方は、現状の技術や知識などの能力から給与を査定をさせていただきますが、希望年収をモデルにすることを前提とします。
45時間を超えた分の残業代、休日出勤に関しても手当を支給します。
改善されつつあるも、残業が恒常的になっているのはそれは弊社が少数であり、各社員が負う業務量が多いとうことが背景にありますが、わたしは我々の業態(いわゆるWebサイト制作業)については「一日の生産量を正確に定めることができない」と考えており、日々の業務のなかでその人にとってどれだけの稼働時間が必要かを管理、判断するのは非常に難しいものであると考えています。
このような背景から上述通り、弊社では社員に対してひと月45時間まで任意で残業ができるようにしています。この残業時間が少なく、実績が伴えば年2回の給与査定に関わらず、随時昇給を行い評価させていただきます。当然、残業が多くても実績が伴う場合はベースアップを行いますが、残業が多くて実績が伴わない、残業もしないし実績もつくれない、という人はがんばって指導します(笑)
2016年4月に残業時間に対する取り組みでいろいろ変わりました。⇒記事へ
業務経験者の方も、業務未経験者の方も「自分の職務範囲や能力を限定しない」でいただきたいなと思います。個人が持っている才能や知識・経験というのはWebデザイナーであればWebデザインをすることだけではないとわたしは考えています。
弊社がお取引しているお客様のWebサイトは単純な看板や広告として機能しているだけのWebサイトではなくお客様のビジネスに直結した、あるいはそれそのものがお客様の基幹ビジネスであったりします。つまりそれは、Webサイトが実装しているシステムが多く複雑で、コンテンツを投入するシステムや、集積するデータ、Webサーバなどのインフラまで、体系的な知識と技術を必要とします。プログラマーはもちろん、デザイナーに関しても、コードを書くだけ、絵を描きコーディングをするだけではなく、Webサイトを構成するシステムの全体像についてイメージができ「このシステムはこのように動作して運用負担を少なくしよう」「このデータはこのような項目をとれるようにしておけば役に立つだろう、そしてこのようなユーザー層にアピールできる」などの提案ができるようになってほしいと考えています。弊社内ではこのような議論が盛んに行われていますが、将来的にはそのなかの一員になってほしいのです。
以上です。
あれこれと書いてしまいましたが、求職者の方が一番知りたいだろうなぁ、と思うことを想像して書いてみました。どうでしょうか。もしまだ聞きたいことがあったら、面談時に気兼ねなく聞いてください。
もうひとことだけ言わせていただければ月虹製作の社員全員「ほんとうに楽しくていい奴ら」です。仕事のことも、必要であればプライベートなことも、なんでも相談してください。