人の第一印象のほとんどが髪型で決まるという話があるのですが皆さんはどう思いますか?もちろん髪型よりも顔に大きな特徴があればそっちに印象が残るのでしょうけれど、それでも髪型がその人の第一印象に大きく関係するのはたしかでしょうね。
髪型は日本の歴史においても、世界的にも重要な文化です。例えば室町時代の男は丁髷(ちょんまげ)をしていたし、女性の結髪は日本人以外には非常に変わった髪型に見えるでしょう。弥生時代の角髪や、中世のヨーロッパの貴族の髪型、ネイティブアメリカンの芸術的な髪型、そしてわたしの髪型。
20代の頃、特に髪型に対するこだわりのなかったわたしは、少し長めの髪型をキープしてはたまにバッサリと短髪にする程度でした。札幌に移住してすぐの頃、長さ3センチほどまで短髪にしたこともあるのですが、自分で切ったことも災いして「野良犬みたい」と藤原に指摘されたことを思い出します。それ以降、特に短髪にすることもなく長めの髪型だったのですが、現在わたしの髪は肩まであります。いわゆる「ロン毛」です。パーマをかけたり少し切ったりしながら1年ほどキープしており、年齢のことを考えるとそろそろ短く切ろうかと考えることもあるのですが、ちょっとした理由があっていわゆるロン毛のままにしているのです。
だんだんとその髪型も定着しはじめました頃のある日、仕事の帰りに大通り公園沿いの道を歩いていると、わたしの名を呼ぶ大きな声が聞こえました。普段、外で呼び止められるようなこともなかったのでびっくりして振り返ると、信号待ちの車の窓から顔をだして手を振っている。少し近づいてよく見てみると、それはお客さんでした。
「いやぁ、すみません大きな声を出して。髪が長いのですぐに安形さんだとわかりましたよ。」
気恥ずかしい感じもしたのですが、街中で声をかけられたことでやっと札幌市民として認められたような気持ちになったという、うれしい出来事でした。
深夜の作業を見守るついでに・・・伊藤くんが撮影 2015年3月31日
わたしは札幌に移住して5年になりましたが、これまで大した遊びもせず、自主的に友だちや知り合いを増やそうというような社交性もないことから、会社の仲間以外の友人、知り合いがほとんどいません。強いて言えば、わたしと共に仕事をし、いまは別の道を歩いていった人たちが、この土地での知り合いであり、札幌での友人です。少なくともわたしはそう思っています。経営者として人脈づくりに勤しむことだとご指摘をいただくこともあります。酒も飲めない、ゴルフもできない、釣りは下手くそ。人脈もなく、知り合いも多くない。そんなわたしが会社を経営するということ。
そんなわたしですので少しでも人と違う印象を持ってもらうことは大切なことだと考えたのです。人の第一印象のほとんどが髪型で決まるのであれば、弊社のお客さま、お声掛けいただいたお客さまがわたしのことを「ロン毛の人」とでも覚えていてくれれば、顔を忘れられても印象だけは残るのではないかと。わたしのロン毛はそんなささやかな悪あがきなのです。しかしまぁ、髪が肩まで伸びても自分はなにも変わらないのですよね(笑)もう少し大人の男にならないと・・・。
わたしのロン毛に対する周りの印象は、「チャラい」や、「夜の仕事」「遊んでそう」など様々なのですが、一応わたしの周りの皆は気をつかってか「それでも似合う」と言ってくれるし、実は自分でも気に入っているのです。最近はトリートメントやヘアクリームを選ぶのも真剣です。そしてわたしは決してチャラくなくて遊び人でもないのです。それはわたしとお話をしていただければわかっていただけるかと自信を持っていますので、まずはWebサイトのご相談を月虹製作まで、お願い致します!
気づいたら無理やり理由づけしたような記事になってしまいました。次回は、弊社が近々導入する暖簾(のれん)について書きたいと思います。
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